2024年8月4日 増田英人先生特別講演会(終了)
熊本歯科三水会では、拡大視野における歯周形成外科分野で日本のトップランナーであられる大阪ENの会 会長 増田英人(Masuda Hideto)先生を招聘し、特別講演会を開催しました。
午前10時開始でまず、インプラント治療よりも天然歯を残すことを特に情熱を持って取り組んでいるとの話からでした。その後、インプラント治療におけるGBRの難易度の解説がなされ、膜の露出への対処法として、非吸収性膜は3ヶ月で撤去、吸収性膜は消毒を繰り返すことのみと、実際の症例写真を用いて解説された。手術の際、特にフラップの減張切開について、メスの腹を用いて、繊維をほぐし、剥離子で伸ばしていく様を動画を交え丁寧にご教授された。ソーセージテクニックにおいては、舌側に位置する膜の隅角のタックピンで止めさらに遠心頬側隅角をピンで止めた後、膜を伸ばしながら補填材を膜下に十二分に添入することが重要とのこと。(膜は伸びるBioMendを使用する。)下顎の垂直GBRは下顎枝があるので、上顎よりは難易度が若干低いこと、また、上顎の垂直GBR成功のためには、上顎結節部の骨があることが、必須と解説された。
午後の部においては、抜歯即時インプラントの優位性と、上顎結節部の結合組織ならびに骨移植により、審美領域の骨の水平的吸収を防ぐ新たな手法について、解説がなされた。
6時間に及ぶ講演と質疑応答、長時間を感じさせない極めて濃厚な学びの時間でした。
増田英人(Masuda Hideto)先生
御略歴
2001年 広島大学歯学部卒業
2008年 ますだ歯科医院開業
2011年 医療法人ライフスマイル設立
2023年 大阪ENの会 会長就任
ICOI指導医・認定医
ITIフェロー
午前10時開始でまず、インプラント治療よりも天然歯を残すことを特に情熱を持って取り組んでいるとの話からでした。その後、インプラント治療におけるGBRの難易度の解説がなされ、膜の露出への対処法として、非吸収性膜は3ヶ月で撤去、吸収性膜は消毒を繰り返すことのみと、実際の症例写真を用いて解説された。手術の際、特にフラップの減張切開について、メスの腹を用いて、繊維をほぐし、剥離子で伸ばしていく様を動画を交え丁寧にご教授された。ソーセージテクニックにおいては、舌側に位置する膜の隅角のタックピンで止めさらに遠心頬側隅角をピンで止めた後、膜を伸ばしながら補填材を膜下に十二分に添入することが重要とのこと。(膜は伸びるBioMendを使用する。)下顎の垂直GBRは下顎枝があるので、上顎よりは難易度が若干低いこと、また、上顎の垂直GBR成功のためには、上顎結節部の骨があることが、必須と解説された。
午後の部においては、抜歯即時インプラントの優位性と、上顎結節部の結合組織ならびに骨移植により、審美領域の骨の水平的吸収を防ぐ新たな手法について、解説がなされた。
6時間に及ぶ講演と質疑応答、長時間を感じさせない極めて濃厚な学びの時間でした。
増田英人(Masuda Hideto)先生
御略歴
2001年 広島大学歯学部卒業
2008年 ますだ歯科医院開業
2011年 医療法人ライフスマイル設立
2023年 大阪ENの会 会長就任
ICOI指導医・認定医
ITIフェロー